=========================================================================== IMPLIB for Microsoft Visual C++ 6.0 Version 1.01a All rights reserved, Copyright (c) 2001 Anikun(Yoshihiro Itou). =========================================================================== § 1 IMPLIB for Microsoft Visual C++ 6.0 の概要 本ソフトウェアは Windows 95/98/98SE/Me/NT4.0/2000 で利用できる 32 ビット DLL(Dynamic Link Library)ファイルから Microsoft Visual C++ 6.0 で利用できるインポートライブラリを作成します。 したがって、DLL ファイルとそのヘッダファイルを用意することで容易 にインポートライブラリのない DLL ファイルが利用できるようになりま す。 § 2 注意事項 本ソフトウェアは無保証です。本ソフトウェアを利用して起きたいかな る事故にも当方は一切責任を負いません。 また、本ソフトウェアは Microsoft Visual C++ 6.0 に同梱されている コマンドツール(DUMPBIN.EXE および LIB.EXE)を利用してインポートライ ブラリを作成します。したがって、Microsoft Visual C++ 6.0 がインス トールされたコンピュータが必要です。 § 3 ファイル構成 本ソフトウェアのファイル構成は以下のようになっています。ディレク トリを有効にして展開してください。 IMPLIBVC.LZH ファイル ┣ IMPLIBVC\ ディレクトリ ┃ ┣ RELEASE\ ディレクトリ ┃ ┃ ┣ IMPLIBVC.EXE ファイル ┃ ┃ ┃ IMPLIB for Microsoft Visual C++ 6.0 の実行ファイル ┃ ┃ ┗ そのほかのファイル ┃ ┃ Microsoft Visual C++ 6.0 が作成した中間ファイルなど ┃ ┣ IMPLIBVC.C ファイル ┃ ┃ IMPLIB for Microsoft Visual C++ 6.0 のソースファイル ┃ ┗ そのほかのファイル ┃ Microsoft Visual C++ 6.0 のプロジェクトファイルなど ┗ IMPLIBVC.TXT ファイル 本説明ファイル § 4 準備 Microsoft Visual C++ 6.0 をインストールしただけではコマンドツー ルへのパスが通されていないため本ソフトウェアを正常に使用することが できません。したがって、コマンドツールが利用できるよう環境変数を設 定するバッチファイル VCVARS32.BAT を参考に、コマンドツールへのパス を通す作業を行ってください。 ■ Windows 95/98/98SE/Me の場合、VCVARS32.BAT の内容を Windows の起動バッチファイル AUTOEXEC.BAT の最後に張り付けて保存し、 コンピュータを再起動します。 ■ Windows NT4.0/2000 の場合、システムの設定にある環境変数に VCVARS32.BAT の内容を追加します(コンピュータの再起動は必要あ りませんが、コマンドプロンプトを起動していた場合はコマンドプ ロンプトを起動し直してください)。 なお、標準設定で Microsoft Visual C++ 6.0 をインストールした場合、 VCVARS32.BAT は以下のディレクトリにあります。 ● C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\VC98\Bin § 5 使い方 本ソフトウェアの使い方はパラメータなしで実行ファイルを実行すれば 表示されますのでそちらをご覧ください。 本ソフトウェアは基本的に MS-DOS プロンプトまたはコマンドプロンプ トで実行しますが、デスクトップにショートカットを作成し DLL ファイ ルを Drag & Drop することで容易にインポートライブラリ(LIB ファイル) を作成することができます。 なお、インポートライブラリを作成するのに必要な作業ファイル(TXT ファイルおよび DEF ファイル)は始めから DLL ファイルと同じディレク トリに作成されますが、インポートライブラリやエクスポートファイル (EXP ファイル)はカレントディレクトリ(作業ディレクトリ)に作成された 後 DLL ファイルと同じディレクトリに移動します。したがって、カレン トドライブにもある程度空き容量が必要になります(作成されるこれらの ファイルは拡張子が違うだけで DLL ファイルと同じファイル名です)。 § 6 現在の制限事項 ■ 同じディレクトリに本ソフトウェアが作成するファイルと同名の ファイルが存在する場合、強制的に上書きされます。 ■ ドライブの容量をチェックしていないので十分な空き容量のある ドライブで作業してください(実際にインポートライブラリが作成 されていなくても正常終了になることがあります)。 § 7 著作権、再配布、転載、掲載について 本データの著作権は作者であるあにくんが保持しますが、再配布および 転載は無償で内容が改変されていない場合に限り自由にしていただいて構 いません。ただし、雑誌に掲載する場合は事前に電子メールでご連絡くだ さい。 § 8 利用について 本ソフトウェアを利用して作成されたソフトウェアを公開される場合、 本ソフトウェアを使用していることを明記していただけたら幸いに思いま す。 ただし、本ソフトウェアを利用した製品の販売は原則として禁止します。 販売を考えている方は事前に電子メールで相談してください。 § 9 サポートについて サポートは以下の Web サイトの掲示板または電子メールで行います。 質問や要望、使用された感想などもお待ちしています。 ■ あにくんのホームページ(http://homepage1.nifty.com/anikun/) ■ あにくん(PEC05400@nifty.com) § 10 開発履歴 ■ 2001/10/13 制作開始。 ■ 2001/10/15 Version 1.00 完成 基本的な機能に対応。 ■ 2001/10/16 Version 1.01 完成 ディレクトリやファイル名にスペースや 2 バイト文 字が使用されていても動作するように改善。 ■ 2001/11/14 Version 1.01a 完成 バージョン表記が Version 1.00 のままになってい たのを変更。 ---------------------------------------------------------------------------